外為コラム番外編「指標発表前はプライスが消える?」みなさんが外為業者を選択する際の決め手となるポイントは何でしょうか? 「手数料」「安全性」「操作性」・・・挙げれば限りないものがありますが、私も比較的最近取引会社数社の口座開設をしてみました。実際に、ご存知のない方もいらっしゃると思いますので、向学の念として聞いてもらえれば結構だと思いますが、タイトルにある「暗闇の中の取引」という意味合いです。 現在はインターネットの普及で、ごく当たり前のように世界中のどこにいても、注文を発注できますし、情報も必要に応じて即座に取れます。取引会社によって違いがあると思いますが、みなさんが出される注文は、恐らくカバー先銀行等に直接つながり、1〜3秒程度の速さで約定(ユアーズ)を返してきます。これは国内で約定させているのか、海外にデータが飛んでいるかはわかりませんが、約定の遅れや、執行値段の乖離といったトラブルはほとんど皆無かと思われます。 ここからは聞いた話でしかありませんが、80年代後半、まだインターネットというインフラがまったくなかった時代には、海外との通信手段はテレックス(いまでいうFAXのようなもの)しかありませんでした。実際に海外にプライスを聞く際も、約定させる際も、全てテレックスを使用しますので、送信中に値段が大きく動いてしまって、取ったプライスよりも最悪1.0円程度乖離して約定してしまう・・・そんな暗闇取引(実際の値段がわからない)なんてこともあったそうです。 ということで、プライスが大きく動き出す「重要指標発表前後」は、どこの銀行も上記のようなリスクを含むため、どこの銀行に値段を取りに行ってもプライスを出してくれません。これは現在もそうかと思います。ただし取引業者側からすれば、個人投資家へは値段を提示しなければなりませんので、そんな理屈は通用しないといった感じで、やむやむスプレッドを大きく広げます(グランマスプレッド)。結局は「こんな時に取引するなよ〜」っていう心情なのでしょうか? ただし、程度にもよりますが正直正論なんですよね。(苦笑) たくさんの取引業者さん比較なんていうものを見ていますと、「〜会社は注文さえ受け付けない」とか「〜証券はスプレッド30p・・・」というような記事を見つけます。今は「スプレッド広がらないですよ〜」っていう会社さんもあるのかも知れませんが、市場でプライスが出ない以上、取引会社でその注文の全てを受けていると思います。(取引会社さんがリスクを被っているということです)、私なんかからして見ると「こんな時にプライス提示して、仮に大口の玉(例えば10億ドル程度、銀行間では1000本と言いますが・・・)でたらどうするんだろう」と、危険さえ感じてしまいます。 昨今日本では、このFX取引が拡充するにあたり、レバレッジも100〜200倍という商品が出てきておりますが、FX取引の本場米国では、法的な規制で確か100倍程度までしか取引出来ないはずです。仮に資金1億円で、レバレッジ200倍の取引をすれば、約2億ドルのポジション(200本)を取れます。まぁ、1億円をFXで投資・運用されている方も多くはいらっしゃらないかと思いますが、これは比較的警戒レベルの玉(ポジション)であり、カバーが取れないと相場の動き次第では、取引会社は相当大きなダメージを受ける場合があると思います。 今後、株で言う「仕手筋」のような方たちが、指標前にレバレッジ全開で1000本とか5000本という超大型の玉を振ってきたら・・・・スプレッドを広げない会社は相当危険だと考えられます。 話が長くなりましたが、スプレッドの広がりや注文拒否自体は、個人投資家にとっては納得いかない部分ではありますが、ある意味「会社を守る」=「皆さんの資産を守る」という見方も出来ます。その良し悪しは、みなさんの判断に委ねられる部分ですが、一概にスプレッドの広がりを否定するのはどうかな?って感じてしまいました。 (具体的な内情は推測ですので、詳しくご存知の方がいらっしゃいましたらご教授下さい) ▼外為コラム2:テクニカル分析はニュートンの法則 |
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| 内 容 | ニックネーム/日時 |
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経済指標の前後は確かにリスクがありますね。 |
はる 2006/10/23 08:47 |
はるさん、おはようございます。 |
千里眼(エニアグラミスト) 2006/10/24 05:52 |
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