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help RSS やはりECBはタカ派一色・・・形成逆転か!?

<<   作成日時 : 2011/01/14 15:08   >>

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みなさん、こんにちは!
為替千里眼、昨晩のECB後のトリシェ総裁発言には、相当なサプライズ動意を招きましたが、千里眼はユーロドルのショートであっさり踏み潰され、なんだかな〜っといった木曜日ではありました。本日は週末および米重要マクロが焦点となりそうですので、ある程度の解消的な押しもあるかとは思いますが、前回記事「ECBの金融政策方針の行方」でもご紹介しましたように、やはりECBは周縁国の債務危機以上に、足許のインフレ率の高まりを意識しており、川上段階の物価上昇圧力に相当に神経質になっていることが明らかになりました。昨晩のECB理事会でも、新たなアップサイドリスクとして「物価上昇圧力が一段と増大する可能性があるとまで指摘しており、ユーロドルが1.31Midから1.33Midまで急伸したのも納得できるところではありますが、今後は周縁国に根強く残る債務問題、そして財政緊縮策を背景とした景気動向の不確実性がどの程度物価上昇や成長率を押し下げるかが焦点になってくると思われます。

昨日は色々とイベントがありましたので、一つずつおさらいをしてみたいと思いますが、ロンドンでのスペインおよびイタリアの国債入札は、市場予想より概ね堅調な結果となったことで、安全資産としての米国債の需要が後退、債券利回りは序盤こそ上昇しておりましたが、NYで発表されたIJCの大幅悪化が嫌気されたこと、そして一連の米債入札の最終日となる30年債入札の応札結果があまり奮わなかったことで、米債価格はプラスに転じ、債券利回りも概ね低下、10年債は前日の3.38%から3.30%付近まで低下いたしました。

ご周知のとおり、BOEは金利およびAPTの変更はなく、これで金利据置きは22ヶ月連続となりましたが、市場では日増しに利上げ予想時期を前倒しさせており、現時点では5〜6月頃の利上げを予想している模様です。背景はやはり足許のインフレ率で、BOEの長期的な下方圧力が足元のインフレ上昇を抑制するとの見方を否定している節があり、中銀は信認維持に向け利上げを余儀なくされるとの見方も出ているようです。この辺の認識については26日の議事録を待つしかありませんが、前月同様、MPCの意見は8-1-1で分かれていると思われ、特に新たな手掛かりは見出せないものと思われます。

さて問題のECBですが(笑)、ここまで急反発するのも随分久しく見ぬ展開ではありましたが、トリシェ総裁の発言一つ一つを振り返ってみると、まずインフレに関しては「インフレ率は2.0%を若干上回る水準で推移する公算が大きいが、年末にかけて再び低下するだろう」としており、短期的なインフレリスクはアップサイドにあるとの見解を示しました。現在、市場の焦点が金融政策ではなく欧州金融安定ファシリティー(EFSF)の方にシフトしておりますので、質疑応答に関しましてもこれらの内容が多かったように思えますが、トリシェ総裁は「当局全般、公共機関、欧州当局、政府に責任を果たすよう求めている」という発言に留め、多くを語ろうとはしておりませんでした。

個人的に注目していたECBによる周縁国の国債買取と、非標準的流動性措置については「金融市場が逼迫していた時期に実施された全ての措置は、本質的に一時的なものである」「流動性の供給と供給方式は適宜調整される」としたうえで、現在の金融政策スタンスは依然として緩和的としておりましたので、冒頭で述べたインフレ懸念、そしてECBとして緩和的との認識を考慮すると、市場参加者としては「利上げ時期は近いと思惑を走らせるのも理解できる部分ではあります。ただ、トリシェ総裁も述べておりましたが、インフレ率の高まりの背景が、やはり原油等の資源価格の上昇が主要因となっておりますので、これらコモディティ価格が落ち着くことによって、そのトーンが再び弱まる可能性があることは念頭に置いておきたいところです。

さて、気付けばドル円は直近レンジ下限82.50円をも割り込みそうな勢いではあり、せっかくの欧州通貨の急反発もドル円の下落によって、クロス円は相当に相殺されてしまっているような雰囲気です。昨晩のIJCは前週比+3.5万人とこれまでの減少傾向に水を差す結果となりましたが、受給総数は約-25万人の387.9万人と減少、、年初は例年申請件数が増加しやすい傾向があるそうで、実態は悪くなく前週比での増加は一時的との見方もそれなりにあるようです。その他、貿易赤字は10ヶ月ぶりの低水準で-383億USD、PPIは予想+0.8%に対して結果+1.1%、6ヶ月連続で前月比を上回りましたが水準としては依然として低く、またコアはフラットでデフレ懸念も依然根強く残っているような状況です。

目先は、Fedの量的緩和継続スタンスを占う上でも重要となるCPIと、12月のホリデーセールの結果となる小売売上高が最大の焦点となります。ドル円は価格の陽転に失敗したような雰囲気がありますので、82円Lowまで再び下落余地が拡大したような感じです。ロンドンタイムではある程度の調整が出るかと思いますので、昨晩急反発したユーロやポンドの上方向の追従には注意、仮ににこれらが下落するようなことになればドルは反発するかと思いますので、結果的にはクロスの水準は然程変わらないようなイメージを持っています。ドル円をこの水準でロングするかどうか悩ましいところではありますが、目先の下値目処を雲下限となる82円Lowと捉えると、打診的なロングも一考されるところかもしれません。

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