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help RSS QE2の延長示唆?米マクロの鈍化傾向で強まるハト派見解

<<   作成日時 : 2011/01/15 21:41   >>

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みなさん、こんばんは!
為替千里眼、2011年2週目のマーケットも終え、そろそろ皆さんのリズムも本調子となってきたのではないかと思いますが、引続き展開的には難易度の高い動向が続いており、なかなか本流を捉えきれないというのが実情かもしれません。先の債務問題を背景に大きく鈍化していたユーロは、今週だけで400p以上の上昇となりましたが、これが債務問題の抜本的な改善が背景と言うよりかは、ECBによりインフレ懸念の増大、早期利上げ観測の台頭という側面が強く、依然として債務懸念は払拭しきれていないという点では、積極的にユーロロングに傾斜できないのが本音かもしれません。週末もフィッチがギリシャの長期債格付けをジャンク級に引下げるなど、依然としてレーティングリスクは燻っているうえ、同国は18日にTビル入札を控えていたりと、周縁国全般に、国債発行をツールとした市場からの資金調達動向が引続き取り沙汰されやすい状況にあるかと思いますので、この辺がまた各通貨の動向をややこしくしているような気がします。

一方のドル動向ですが、これまで軒並み堅調に推移してきた米マクロにやや陰りが見え始めたことで、ドルの強気一辺倒の展開が見直され、今週は主要通貨に対して軒並み大幅に鈍化しているのが現状です。週末のリテールは6ヶ月連続での増加となりましたが、市場予想は下回り、残念ながら12月のホリデーセールの活況ぶりが大々的に報じられていただけに、反応としては失望的な結果といった方が相応しいのかもしれません。12月最終週付近は大雪の影響もあり客足に相当悪影響を及ぼしたという要因もありますが、全体的には客足こそ堅調だったものの、各家計の所得圧迫によりディスカウント商品に需要が集中したとも言え、日本のそれと近い傾向になりつつあるというのが実情かもしれません。そうした観点から見ると、現在ディスインフレに近い状態にある米市場は、引続きデフレリスクに晒され続ける恐れがあり、昨晩のCPIコアも改善の傾向が見られていないことから、やはりQE2の減額見直しの可能性は低く、そして時間と共に延長拡大のリスクが再燃するかもしれません。

さて、まずは今週のIMMポジションから見てみましょう。

CFTC IMM positions (January 11, 2011)
JPY:Long43,884  Short19,148
EUR:Long42,359  Short87,541
GBP:Long21,014  Short26,104
CAD:Long70,872  Short23,115
CHF:Long20,497  Short 9,679
AUD:Long64,837  Short11,340
NZD:Long20,943  Short11,323

※先週データはこちら

年末年始後のゆがみもあるかとは思いますが、全体的なポジションバランスはさほど変化しておらず、基調的な変化はまだ見られていません。円ロングは大きく減少しておりますが、今週は82円Mid〜83円Midのレンジでしたので特段変化はなし、ユーロショートは大きく増加しておりますが、水曜日から一段とユーロ高に傾斜しておりますので、ユーロショートの解消は大きく進んでいると思います。一方、これまで堅調に推移してきたオージーは、ご周知のとおりクィーンズランド州の大洪水の影響で大きく値を崩しており、それに伴ってロングも約1万枚程度解消されています。ドル円に関しましえては、当面主要テーマから外れそうな感じなので、債券利回りの水準が大きく変化しない限りこのポジションバランスに変化は見られなさそうで、水準そのものも83円を中心としたレンジ動向になるものと思われます。

US10Y Treasury Notes 
画像

10年債利回り動向です。今週は3・10・30年債入札をこなしましたが、欧州債務懸念が若干後退したことによる安全資産としての需要後退、一方米マクロの鈍化による逃避的需要、そしてFedによるQE2のコミットメントを受けた債券価格上昇期待を背景とした投機需要、諸々を勘案しても一段の利回り上昇は少々考えにくく、ドル円の上昇にも支援材料となりにくい状態となっております。ただし、FF金利先物ではFedの25bps利上げの織込みを徐々に前倒しさせており、先日は12月利上げを完全に織り込んだとお伝えしましたが、既に今年8月利上げの可能性も織り込みつつあります。もちろん、6月まではQE2の継続が確実視される状況下では、雇用統計やインフレ指標に大幅な改善が見られない限り、これ以上の利上げ期待は高まらないと思いますが、10年利回りが3.5%を越えて上昇してくるようであれば、また違ったシナリオを考えなければならないかもしれません。

昨晩は、Fedタルーロ理事、そしてタカ派のFedラッカー総裁、次いでハト派のローゼングレン総裁が講演を行い、タルーロ理事は現状のQE2の変更は必要ない、ラッカー総裁はご周知のとおりのスタンスで「景気回復の勢い増加を背景に買い入れ策は見直される必要がある」とQE2の縮小を主張、そしてハト派のローゼングレン総裁は住宅市場の改善の鈍さを背景に「追加支援が必要になる可能性」を指摘していますまぁ、うまくバランスの取れた講演内容となっておりますが、コアインフレが2.0%を下回っており、改善の兆候が見られていない状況下では政策変更というわけにも行かないと思われますので、やはり年央までは対円通貨の大幅な上昇は考えにくく、日々の細かな変動をバックに短期的なトレードに終始するしかないかと思われます。

来週もドル主導、ユーロ主導の展開が予想されますので、対円通貨を積極的にポジショニングするよりかは、ストレートを中心とした方が効率的かとは思いますが、ドル円の下値はある程度限定的だとは思いますので、クロス円の殆どはストレートの動向次第といった感じになってくるかと思います。そのストレートもパフォーマンスが通貨ごとでマチマチなので、ここもまた判断が難しいところではありますが、ユーロおよびポンドの反発継続、オージーの押し完了など、ドルはQE2の継続、マクロの鈍化などを背景にややアンダーパフォームする(対円以外)ようなイメージを持っておりますので、来週は多少なりともやりやすい動向になるような・・・希望的観測で見ております。

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では、来週もまたよろしくお願いします。

千里眼でした ☆.:*''

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
はじめまして、忍者です^^

いつも楽しく読ませて頂いてますがコメントは初めてです。

IMMポジションを良く公開されてますが、どこで見られてるのでしょうか…教えて頂ければと思います。

宜しくお願い致します。
忍者
2011/01/16 00:44
おはようございます。
今週もありがとうございました。

今週は他にやっていた資源株ファンドを一部決済し、FXブロードネットでも取引を再開しました。AUD/USDのみ売買し自分としては満足のいく結果でした。FXで収益をあげればあげるほど、本業の労働意欲は薄れていきますね(苦笑)

Yahoo!ニュースで『スイス中銀2010年決算損失1.8兆円』というニュースを見ました。(記事元時事通信1/15 06:58)
これが来週の動向にどう作用するでしょうか。。試しに売りから攻めていこうかと思っていますが。。。

どうもAUD/USD、GBP/JPYとの相性が良いようです。次週も獲れてる通貨ペア中心でトレードしていきたいですね。

次週もよろしくお願いします。
キョースケ
2011/01/16 07:30
「忍者」さん、はじめまして!
今後ともよろしくお願いします。
ご質問のIMMポジションは、CFTCのウェブサイトに水曜日時点のデータが金曜日に更新されます

http://www.cftc.gov/dea/futures/deacmelf.htm

上記リンクをご参照下さい。
水曜日や金曜日に祝日等が絡むと発表日がずれますのでご注意下さい。

また何かございましたらお気軽にどうぞ
千里眼(エニアグラミスト)
2011/01/16 23:04
「キョースケ」さん、こんばんは!
今週もよろしくお願いします。

>FXで収益をあげればあげるほど、
>本業の労働意欲は薄れていきますね
苦笑・・・2012年には店頭FXも一律20%の税率で一本化されるようなので、ますますそのような傾向は強まるかもしれませんね。
SNBの件は、EUR買い介入が背景かもしれませんね。先日もSNB総裁が「介入は正しかった」と正当化発言をしておりましたので、目先は対ドルでも対ユーロでもCHF高に苦しんでいるのは明らかだと思います。

対円はドル円が騰がらないので、それであれば当面ストレートの方が効率が良いかと思います。お互いに頑張りましょう
千里眼(エニアグラミスト)
2011/01/16 23:16

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