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<<   作成日時 : 2011/01/29 21:39   >>

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みなさん、こんばんは!
為替千里眼、今週も1週間お疲れ様でした。
各通貨とも上下激しいラリーのなか、結局水準そのものは大して変わりはありませんでしたが、騰がると思えば落とされ、落ちると思えば急反発だったりと、チャートを振り返っても何かと長い足型が目立っているというのが実情かと思います。今週もひと通りの材料をこなし、次週はいよいよ月初恒例の重要イベント週となる訳ですが、マクロ以外の部分でもユーロ圏の財政問題が落ち着いたかと思えば、今度は日米の財政問題、そして昨晩はエジプトでのデモを背景とした中東情勢の緊迫化が回避動意を誘発し、円買いドル買いスイス買いに傾斜したりと、目まぐるしく地合いが変化しています。昨晩のNY株も大幅下落、安全資産の受け皿となる債券価格も上昇、原油価格は再び大幅反発するなど、週明けも予断を許さない状況が続きそうです。

さて、昨晩の材料を振り返りますと、NY序盤のGDPは市場予想を若干下回るも、6四半期連続でのプラス成長を記録、個人消費と純輸出がプラスに寄与いたしました。U-Michに関しましても、CB消費者信頼感と同様に一段と改善しており、予想73.5に対して結果74.2と健闘いたしました。GDPに関しましては、予想値を下回っておりますので、全てにおいて好結果だったということではないかと思いますが、全体的には緩やかな景気回復が継続しており、エジプトの一軒がなければQE2の拡大・延長に関する思惑は再び後退していたかもしれません。

CFTC IMM position (January 25, 2011)
JPY:Long54,495  Short22,277
EUR:Long73,488  Short50,587
GBP:Long36,028  Short28,140
CAD:Long54,075  Short22,356
CHF:Long17,675  Short11,081
AUD:Long59,185  Short13,727
NZD:Long18,507  Short 9,880

※先週データはこちら

大方値動きに沿ったポジションバランスとなっておりますが、円ネットロングは0.5万枚程度の増加、前週買い越しに転じたユーロは一段とロングを拡大させ、ネットロングは0.4万枚から2.3万枚程度に増加しています。欧州通貨がロングを拡大させるなか、カナダやオージーなどの高ベータ通貨は逆にロングを吐き出しており、カナダロングは1.3万枚減、オージーロングもネットで0.7万枚程度ショートが増加いたしました。原油等は一旦大幅に下落したものの、再び地政学リスクの高まりを背景に急騰の気配を感じさせつつあり、回避動意が台頭しそうな雰囲気を醸し出しています。

US10Y Treasury notes
画像

もう少し足の短いチャートを見たほうが良いのかもしれませんが、昨年12月中旬過ぎからは、下限3.30%、上限3.50%のレンジ推移が継続しており、昨晩は回避的動意を背景にレンジ下限付近まで低下、いよいよレンジブレイクの可能性が出てきたところです。ただし、米マクロは底堅く、信頼感も改善、モメンタムさほど余地を残していないことから、一段と債券価格が上昇するといったイメージもなく、そして利回り水準に対してドル円の価格は相当に円高に傾いていることから、目先81円Midが精一杯なのではないかというイメージです。昨晩アップした4hチャートでは、短期サポートを下方ブレイクしてしまったような節がありますが、やはり前回安値となる81円Midを下抜けないと、更なる下方向へのシナリオは組みにくいと思われます。

今週は、米財務省がのFedの危機対策に対する資金を供給してきた補完的資金調達プログラム(SFP)の規模を縮小することを発表し、このSFPビル(短期証券)をロールオーバーせずに発行残高を縮小させる方針を示しました。背景には、無論連邦債務の法的上限となる14.3兆USDに近づいていることが要因となりますが、ミラー金融市場担当は「今回の措置は債務管理政策を実施する上で柔軟性を維持するために行われる」との見解を示しました。この公表時には、イールドカーブが若干スティープ化いたしましたが、2010年2月にも同様に政府債務上限が引き上げられており、今回も発行残高を縮小させ法的上限に到達する時期を先延ばししたととしても、最終的には再度政府債務上限が引き上げられ、米国債のリスクプレミアムを上昇させるのではないかと思われますので、利回り上昇抑制のためのQE2継続の議論が再燃しそうな雰囲気です。

来週末は再び雇用統計を迎える訳ですが、前回急激に改善した失業率が今回はどのように変化するのか、数値的には市場予想中心値9.5%という状況ですが、これだけでは労働参加率はもちろん、長期失業者比率も見えてきませんので、月を追うごとに難易度が高まってきていると言う点は念頭に置いておくべきかと思います。奇しくも2/3木曜日に新月を迎えることから、何らかの新たな動きとなるのか、引続き債券動向が注目されるなか、来週2日に米財務省は四半期定例入札の詳細を発表しますので、その点もまた留意しておきたいイベントかもしれません。

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では、来週もまたよろしくお願いします。

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