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help RSS 年内50〜75bps利上げ?/G4中銀の金融政策方針

<<   作成日時 : 2011/04/02 21:13   >>

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みなさん、こんばんは!
為替千里眼、改めまして今週も1週間お疲れ様でした。東北関東大震災発生から3週間、依然として原発問題は深刻な状況が続いておりますが、徐々に震災後の精神的なショックも回復しつつあり、金融市場も一時期見舞われた急激な回避的動意も既に忘れ去られているかのように堅調な地合いが継続いたしました。そういう面では、今回の協調介入は成功となった訳ですが、今後は復興に向けた財政問題、そして震災によって停滞気味となっている企業活動の本格再開、そのための電力確保など、困難な課題は山積しておりますので、現政権がこの問題を乗り切れるかどうか、海外からの評価は辛辣さを極めております。

さて、今週も1週間終わりましたが、ご周知のとおり週末の雇用統計はそこそこ強めな結果となり、ドル円は一時6ヶ月ぶりの高値を更新いたしましたが、その後はダドリー総裁によるハト派的発言を受け、84円Lowまで戻して引けております。米債も、雇用統計発表後は売りが優勢となり、債券利回りは10年債で3.5%付近まで上昇するも、やや債券売りの流れも一服してきたような雰囲気があり、昨晩は3.449%程度で引けております。この3.5%アラウンドというのは何かと意識されやすい水準であり、過去に3.50%をつけた時のドル円水準を見てみると、概ね84〜85円付近となっておりますので、これにて震災後の急落に対する調整は終了、今後は各国マクロや金融政策方針をベースとしてトレードに回帰するものと思われます。

CFTC IMM positions (March 29, 2011)
JPY:37,737  Short:30,685
EUR:93,031  Short:36,401
GBP:30,077  Short:29,334
CAD:52,886  Short: 1,641
CHF:24,184  Short: 5,227
AUD:91,791  Short: 6,226
NZD: 6,598  Short: 6,359

※先週データはこちら

ご覧のとおり、各通貨のショートは大幅減で、現状のマーケットの主導がドルショートだといことが窺えます。さすがに値動きからも分かるように、円ロングは大幅に減少、ショートが大幅に増加、先週のネットロングが約3.5万枚程度でしたので、大幅にロングが解消されていることが分かります。その他、ユーロロングも1.2万枚増、ポンドこそロングを吐き出しておりますが、その他高ベータは軒並みロング増加で、オージーロングは先週の5.9万枚から一気に9.1万枚まで3.2万枚増加です。既にオージードルは史上最高値レベルではありますので、ポジションの積み上がり具合と反落余地を考慮すると、相当に深い調整が想定されますので、次週以降も高所恐怖症に怯えながら、タイトストップを入れながら上値追従が望ましいところです。

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US10Y Treasury Notes
画像

10年債利回りです。一連のFed高官によるタカ派的な発言をバックに、債券利回りは軒並み上昇、足許のマクロの好結果もまた債券売りを促進し、一時期3.20%まで低下した利回りは、既に3.50%手前まで上昇しております。引続き、雇用統計の好結果などを受け、早期利上げ観測ないしは6月末でのQE2終了、そしてバランスシートの縮小ペースなどが焦点となりそうですが、昨晩も台頭したように、市場では既にこれだけの好マクロを持ってしても、Fedの金融政策を変更する理由にはならないという見解が現状支配的ではありますので、ドル押し上げの効果は限定的で、10年利回りも再び低下に向かう可能性は想定しておいた方が良さそうです。それでも、せいぜい低下しても3.2%レベルだとは思いますので、ドル円のレンジとしては82〜85円レベルというイメージです。

震災前の状態に戻るのに要する時間・・・


さて、震災後の経済への影響もそろそろ冷静に精査して行くべきなのかと思いますが、足許のマーケットの首題は、金融当局による成長回復からインフレ懸念へと急速に軸足を移していることで、ご周知のとおり次週のECB理事会での利上げは確定的であり、それに追従してFedがどのタイミングで利上げを行ってくるのか、という点が争点になってくると思われます。そういう意味でも、今回震災により甚大な被害を受けた日本のインフレ懸念は当面棚上げとなり、通貨に対しても円は幅広くアンダーパフォームする可能性が高いのですが、現状、堅調に推移している株価が利上げによって抑制される可能性もあることから、利上げによってリスクセンチメントが冷やされてしまう可能性もまた内包しております。

過去の例では、震災が大きくトレンドを変化させたことは早々ないようですが、今回の東北関東大震災によるショックの大きさを考慮すると当面日本の生産活動は低迷し、個人消費等も後退、年央以降は復興需要で成長が加速する可能性はありますが、震災前の状態に戻るまでには、1年以上を要するという見方が台頭しておりますので、向こう一年以上は現状の緩和政策から抜け出せないのが自明ではないかと思います。

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G4中銀の金融政策方針


対する主要国の動きですが、Fedに関しては既にご周知のとおり6月までのQE2は完遂予定、ECBに関しては、軸足を成長ではなくインフレ抑制においておりますので、4月利上げの次は7月前後の利上げとなると思われますが、これと同時に周縁国の財政緊縮動向が不透明で、時折それが意識されて売り材料として判断されています。ポンドに関しても、基本的にECBに追従すると思われますが、英国に関してはインフレが既にターゲットを大きく超過している状態、財政緊縮も急激かつ大幅に取り組んでおりますがので、利上げの余地は未知数で、年内75bpsとは言われておりますが、この辺は足許のマクロ動向次第かと思われます。

今週の動きを見ればある程度想像できる部分ではありますが、やはり中銀の利上げ観測は一番大きな変動要因となっておりますので、無論利上げ観測が台頭している通貨は基調的にも上方向継続であり、安易なドル巻き戻し期待はナンセンス、そして円に関しては福島原発の進捗がさほど意識されなくなりつつありますので、金融政策面でのアプローチが継続となるのなら、来週もまたクロス円がアウトパフォーマンスする可能性が高いと見ております。もちろん、金利発表を控えるECBやRBAに関しては結果売りとなる可能性はありますので、適宜調整は必要かと思いますが、対円通貨に関しては引続き押し目スタンスを念頭に(一度大きな調整下落がありそうですけど・・・)取り組みたいところです。

では、今週もありがとうございました

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