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help RSS ドルは今後も騰がらない?その答えをFOMC後の質疑応答でポロっと・・・

<<   作成日時 : 2011/04/30 20:46   >>

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みなさん、こんばんは!
為替千里眼、今週も1週間お疲れ様でした。週末は本邦勢が連休初日ということもありましたので、幾分盛り上がりに欠ける週末ではありましたが、ドル安の流れに対する解消的な動きは殆ど出ず、NY序盤の米マクロ公表直後こそ幾分ドル買いに傾斜したものの、その後は再びドル売りが優勢となり、結局ドル円は81円Midから再びLowまで反落、ストレートの大半は上髭を伸ばすことなく陽線引けとなっております。ドルインデックスが70台を試すなか、オージードルやドルスイスが史上最高値を更新、10年利回りもついに3.30%を割り込んできたといった状況で、ドルが反転する材料もきっかけにも乏しいというのが現状ではありますが、来週は来週で、ISMやADP、NFPなどの重要マクロが多く控えておりますので、引続きドルは下落の一途を辿るのか、はたまた反騰に転じるのか、注目したいところです。

今週は言うまでもなく、FOMCにおいて緩和策継続が示されたことが大きな材料ではありましたが、その決定に意外性はあまりなく、抑制された基調的なインフレ、改善傾向にこそありますが依然として高水準の失業率、Fedの2大使命はほとんど果たされていないというのが現実ですので、この状況下での緩和策継続というのは正当化されるところでもあります。対して欧HICPは+2.8%に上昇、英GDPも懸念されるほど悪化はしておらず、そして豪CPIも+3.3%まで上昇するなど、利上げ判断の材料が整いつつあるなか、来週は火曜日にRBAのOCR発表、木曜日にBOE金利の発表となりますので、サプライズ的な利上げという選択肢も踏まえて、来週の動意に備えておくべきかと思います。

CFTC IMM Positions (April 26, 2011)
JPY:Long14,063  Short51,060
EUR:Long105,683  Short37,404
GBP:Long56,867  Short23,284
CAD:Long61,493  Short 2,430
CHF:Long27,549  Short 9,708
AUD:Long88,675  Short 7,808
NZD:Long19,205  Short 7,748

※先週データはこちら

引続きネットでのドルショートが増加しているような状況です。円ショートは先週のネットショート5.3万枚から3.7万枚まで減少、ユーロのネットロングも先週の6万枚から約7万枚まで増加しています。利上げ観測の後退と再燃を繰り返しているポンドも、ロングが0.6万枚増加、その他コモディティは全般的に変化がなく、投機ポジションのアプローチから言えば、来週は若干ドル下落ペースが鈍化する可能性はありますが、これがアンワインドの前兆ということではないと思います。当面はドルサイドの要因での巻き戻しの可能性は低いと思われますので、あとは他国サイドからネガティブな材料がでるかどうか・・・現状、欧州サイドからはギリシャの債務再編観測、アイルランドのGDP見通し引下げや、フィンランドにおけるポルトガル救済の決定不透明感などの不透明要素がありますが、これら懸念がどの時点で意識されるかどうかはまったく見通せない状態です。

US10Y Treasury Notes
画像

先日もアップいたしましたが10年利回りです。引続き前回の低水準となる3.20%を試すような動きで、先週末は3.29%で引けております。3.20%をも下抜けるとチャネル下限となる3.10%近傍を試すこととなりますが、既にモメンタムの動きも限界かと思いますので、一旦は調整的な債券下落が見られるかと思われます。Fedバーナンキ議長も週末の発言で、米経済の脆弱さを指摘しており、住宅市場が景気回復の足枷となっているとの認識を示しておりました。住宅市場がどの時点で回復するか?、現状は価格も下落続き、今週発表の新築住宅こそ数値的には改善いたしましたが、依然として一戸建て住宅の需要は低調、住宅在庫も適正とされる6か月分を大きく上回っているのが実情です。また、木曜日に発表されたMBA住宅ローン申請も再び大きく鈍化し、全体で-5.6%、新規購入向けローン申請は-13.6%と、足許の金利低下にも関わらず引き合いは弱いと言う状況です。

週末は原油価格が再び反騰していることから、来週以降も原油高を背景としたインフレ高進を意識した展開、すなわち早期利上げの思惑の台頭、後退が通貨のパフォーマンスを大きく左右すると考えられますが、ECBに関しては次回利上げ予想が7月、BOEとRBAが目先焦点となりますが、BOCにせよRBNZにせよ、目先で利上げという選択肢があまりないだけに、足許のドル売りの流れはやはりドルサイドの要因が強いというのが実情です。今週、FOMC後のFed初の試みとなる質疑応答においてバーナンキ議長は「満期を迎えた証券全体または一部の再投資を終了することが引締め開始の初期段階となる可能性が非常に高い」と述べておりましたが、その後記者から「長期にわたり(extended period)の意味合いは?」との質問に対して、「引締めプロセスの開始までどの程度までかかるかは正確には分からないと言明しており、Fedの利上げに関しては相当にハードルが高く、まずは保有証券の再投資の終了が前提になるものの、その時期は米経済の状況次第という不確実なものであることは確かなようです。

よって、原油高などでインフレ期待が高まったとしても、Fedの軸足はあくまで景気動向であり、政策スタンスとしてはBOEに非常に近いところ、インフレ動向を背景とした利上げ期待という要因がドルを押し上げる可能性は低い、もしくは一過性のものに留まるという判断が無難どころではあります。来週もドルショートをベースにトレードを組み立てるのがセオリーかと思われます。

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では、今週もありがとうございました。
来週もよろしくお願いします。

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