為替千里眼

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<<   作成日時 : 2011/09/30 21:27   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 12 / トラックバック 0 / コメント 2

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みなさん、こんばんは!
為替千里眼、今日はお仕事の関係でお昼の更新ができませんでしたが、引続き不安定な市場環境のなか、東京株は終始小動き、企業は上半期末ということで、皆さんの社内も色々と忙しかったのではないかと思いますが、株式市場は逆に売り買いが交錯し方向感を見出せませんでした。今週は、欧州諸国でのEFSF拡大期待と承認を受け、欧州債務危機の一時的な後退からストレートが軒並み反発、このまま地合いも改善するかというくらいの勢いではありましたが、本日は独リテールの悪化などを背景にユーロが大幅安。昨日は回避動意の受け皿となる独債も大幅に下落しておりましたので、ユーロの反発もそれなりに期待できたところではありましたが、結局現状は1.35割れまで押し戻されております。確信こそありませんでしたが、引続き戻り高値で叩いていたことで多少なりとも値幅は抜けましたが、市場も週明け10月3〜4日に予定されるユーログループ/EU財務相会合を前にポジションの解消に動いているものと思われます。

昨晩の米マクロは予想外の軒並み好結果という珍しいパターンではありましたが、GDPファイナルは+1.3%、個人消費や純輸出の上方修正が全体を押し上げ、7-9月期の個人消費に期待を持たせる結果に。また、IJCは39.1万件と4月以来の好結果で、労働省曰く「季節調整に伴うテクニカルな要因が全体を押し下げた可能性」とのことです。既に次週NFPの予想値なども出始めておりますが、現状は+0.0万人〜+3.0万人程度がコアで、失業率は+9.1%の前月比フラットが中心になっているようです。今晩は、個人所得消費統計、シカゴPMIなどが焦点となりますが、8月の自動車販売が減少(上述のGDP確報でも自動車販売は下方修正されております)したことから、下ブレの可能性は否定できませんが、これ自体の影響力も限定的かとは思いますので、それほど神経を尖らせる必要もないのかもしれません。その他、今晩はNY連銀からツイストオペのスケジュールに関する発表がありますので、その点もまた材料視されるかもしれません。

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目先のストレートでのドル買いに関しては、月末に絡む機関投資家等のリバランスが主導という判断が定番ではありますが、現状ダウ先も100ドル超のマイナス、回避的な側面が強まってきておりますので、ドル円の上値トライは、やはり77円Midまでは届かないかもしれません。ただし下値は綺麗に切りあがっておりますので、目先サポートが76円Mid、その水準までの下落があれば、短期的に押し目といった判断になりそうです。現状、欧州債務危機絡みの話題がひと段落しておりますので、短期的に米マクロの焦点が高まる可能性は否定できず、特にシカゴPMIや当該マクロの雇用指数などは、来週に雇用統計が控えているだけにぜひ押さえておきたいところ。前回の記事タイトルにもいたしましたが、やはり今週は株価が急反発していた割にオージーやカナダなどの高ベータがあまり上昇していませんでしたので、本格的なリスク志向のセンチメントは醸成されていなかったと判断すべきかと思います。

ストレートは、テクニカル的にも再び反落色を強めており、ユーロドルは既に短期サポートを下方ブレイク、心理的節目1.35を明確に割り込むと、26日の安値1.3360くらいがターゲットになってくると思われます。ケーブルやオージードルも反発するようなモメンタムの動きにはなっておりませんので、押し目を拾うのも少々リスキーなような気がします。これでドル円が反落すれば、ストレートは多少反発するかとは思いますが、クロス円は引続き両サイドからの綱引きで方向性を見出しにくく、逆にドル円が一段と上昇した場合は、ストレートは一段下落となりかねないので、クロスの妙味は乏しいと思われます。一部ではECBの量的緩和実施が噂されているようですが、ロンドンでのHICPを見る限り、そしてECBの政策スタンス(インフレ抑制が最大の使命)を鑑みても、その可能性は低そうですし、次回ECB会合での利下げ観測も少々怪しいかもしれませんね。

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いずれにせよ、今後も困難な金融政策を強いられることは間違えなさそうで、新総裁にその手腕が試されるところかもしれません。

では、この後も頑張りましょう!

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
千里眼様

いつも、楽しく拝読しています。
具体的な数字を交えた、分かりやすい説明が大変参考になります。
お忙しい中、日々ブログを更新されるのは大変なことだと思いますが、
応援していますのでがんばってくださいね。

私はFX初心者なのですが、為替の動向を読むには、何を情報源にすればよいのか知りたいです。
新聞や経済誌の電子版等を読めばよいのでしょうか?
専門的に分析することはまだまだ当分先の話だとしても、
自分で情報を得て、考えてられるようになりたいと思っています。
もしよろしかったら、千里眼さんに
参考になる情報源を教えていただけたらよいなと思っています。
よろしくお願いします。



Kinshigan
2011/10/01 13:23
「Kinshigan」さん、はじめまして!
応援ありがとうございます、今後ともよろしくお願いします。

>為替の動向を読むには、何を情報源に
>すればよいのか知りたい

難しい質問ではありますが、まずは市場の雰囲気を掴むことが大切だと思っています。今週は何が一番のテーマになるか?という部分で、もちろんその週に発表される各国経済指標(マクロ)も重要ではありますが、あくまでもそのマクロが重要かどうかを決めるのは市場ですので、先週のように欧州債務問題が市場のテーマとなっている状況下では、米マクロの注目度は低くなり、そればかりに傾倒していると的を得ていないトレードとなってしまいます。

>新聞や経済誌の電子版等読めばよいのでしょうか?

たしかにその通りではありますが、為替に特化したレポートなどをWeb上で公開している金融機関は幾つかありますので、例えばBTMU(三菱東京)
http://www.bk.mufg.jp/rept_mkt/gaitame/index.htm

などは参考になると思います。
言語的な壁こそありますが、ある程度リーディングが可能であれば海外系金融機関のWebサイトなどを色々と見てみると良いと思います。
・Wファーゴ
https://www.wellsfargo.com/com/research/economics/
・NYメロン(ボニー)
https://gm.bankofny.com/Research/ResearchArchives/FXCommentArchives.aspx

千里眼(エニアグラミスト)
2011/10/02 23:14

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