1日1回応援お願いします為替ブログ村 みなさん、こんにちは! 為替千里眼 、引続き世界的な景気後退懸念、そして財政懸念を背景に中銀は緩和方針で右へ倣え、自国通貨高阻止という通貨戦争の様相を呈しているところではありますが、今週はRBAをはじめECBやBOEの金融政策会合を控えていることもありますので、現状の各国中銀の金融スタンス、そして利下げを含めた更なる金融緩和の可能性、その他現状の中銀の政策スタンスなどをおさらい的にまとめてみました。これらスタンスがイコール通貨動向ということにはならないかもしれませんが、現状はECBが利下げに動くか否か、そしてBOEが現状の緩和策の拡大に動くか否か、などが争点となっており、ご周知のとおり各国中銀によってその緩和策の詳細は皆異なりますし、具体的な部分は非常に複雑となっておりますので、なかなか全てを理解するのは困難な状況にあると思います。特に米国のツイストオペ、ECBのソブリン債購入ほか現在議論されている様々な方策は、正直混乱してしまい、これによって何が変わるの?どの市場が一番影響を受けるの?というのが本音かもしれませんが、基本は長期金利の利回り低下、そして通貨安、流動性の確保などが軸となっていると思われますので、それをとうに既に過ぎてしまっているBOJなどは、追加緩和という選択肢よりかは介入が手っ取り早いというのが実情かもしれません。引続き不安定な市場環境のなか、殆どの中銀が緩和方針で動いているのは明らかなので、そう考えるといずれの通貨も売りという判断になってしまいますが、緩和方針にあるにも関わらず株式市場がなかなか好感ムードにならない現状を踏まえると、問題の根底は相当に根深いものがあると考えておいた方が良いかと思います。 ■BOJ 追加緩和以上に為替介入? 政策手段の限られている中銀は、デフレリスクが高まると自国通貨安を促す介入の手段を策定することが中銀間では一般的になっているようで、実際に対ユーロでの下限設定を行ったSNBも、自国通貨高をデフレ要因の一つとして、そして積極介入の理由の一つとして挙げておりました。財政面での急激な悪化、そして金融面での制約など、なにかと足枷の多いBOJにとっては緩和策以上に通貨高対策の方に注力したいというのが実情で、他国中銀とはことなり非不胎化を伴う為替介入によって、間接的な金融緩和策も視野に入れているものと思われます。 ただし、外交的な部分を相当に意識する本邦当局は、先にツイストオペという緩和策を実施したFedの顔色を窺わなくてはならず、無論介入によってドル高を誘導してしまえば、ドル高そのものが金融引締めに相当してしまうため、この辺は政治的な圧力が存在する部分で、なんとも言えないところです。 ■FRB 9月21日、QE3の代案としてツイストオペを決定。 2012年6月末までに3ヵ月〜3年ゾーンの保有国債を4000億ドル売却し、6〜30年ゾーンで同額の買い取りを行うと発表。さらにエージェンシー債/MBSの償還金を米国債ではなく、エージェンシーMBSに再投資することも決定。4000億USDの購入の内訳は、6〜8年ゾーンが32%、8〜10年が32%、10〜20年が4%、20〜30年が29%、そしてTIPSが3%、中長期国債の買いオペが1ヵ月当たり13回(うち名目債が12回、TIPSが1回)、短期国債の売りオペが同6回(うち名目債が5回、TIPSが1回)実施される予定。QE3後の見通しとしては、より長期の金利低下を促し、借り換えを促進させたいというのが狙いだと思われます。 ■ECB 10月6日に控えるECB理事会が焦点。 現状は、政策金利が25bp引き下げるとともに、金利のコリドーが現行の±75bp から±100bpに拡大されると予想する向きが多い模様。前回のEU財務相会合では始めて米ガイトナー財務長官が出席、、EU当局に対してより大幅な刺激策を求めたものと推測されます。FRBもQE3代案という形でツイストオペを決定しているので、なおさらそのバイアスは強い(米国もやったんだから欧州もやれ、的な感じ)と思われ、その他カバードボンド買取りの再開や追加的なターム資金供給制度(6ヶ月ないしは12ヶ月)の導入といった選択肢も議論の対象になっているはずです・・・ 前回のECB会合声明においてトリシェ総裁は、物価安定に対するリスクについては「概ね均衡している」と従来の「アップサイド」から下方修正されましたが、先のHICPを見る限りどう考えても均衡しているとは表現しがたく、何らかの布石を打っていたのではないかと考えられます。 ■BOE メインシナリオは11月、早ければ10月6日に緩和拡大? 各国中銀の緩和拡大機運が高まりつつありますが、前回の会合では「量的緩和の再開が必要になる可能性がますます高まっている」としていたものの、従来どおりポーゼン委員以外は緩和拡大について同調しておらず、次週会合にて緩和拡大される可能性は低いと思われます。11月はインフレレポートの公表月でもありますので、重要な決定は概ねインフレレポート公表月に行われていた過去のBOEを見る限り、メインシナリオは11月、アセットパーチェスの+500〜750億GBPの拡大というのが教科書的な判断です。仮に次週会合で拡大が決定された場合でも、市場は概ね織り込み済みで、9 月分のBOE議事録の内容が10月の緩和という選択肢を委員会に与えるほど十分にハト派的内容だったことが背景にあります。 ただ、BOEの最大のリスク要因は欧州債務危機問題と認識しており、ユーロ圏の見通しの不確実性、国内経済の構造的なリバランスの必要性は金融政策の範囲を超えていると考えているようで、これが追加緩和決定の足枷になっているものと思われます。 ■RBA 各国中銀が緩和に傾くなか、一人勝ち様相 オージーの動向こそ、リスク資産の圧縮により9月初旬より大幅下落となっておりますが、金融政策方針は依然として引き締めサイド、他国が通貨高阻止を積極的に行っているのに対して、豪当局は過去にAUD上昇を抑制する介入行動に動くことはほとんどなかったことを鑑みても、通貨高がインフレ抑制となっていると考えていることが背景にあるからだと思われます。 引続き、世界の金融市場は緊張状態が続き、欧州と米国で金融緩和の動きが強まるなか、リスク資産の代表格となるオージーにはさらなる調整が起きる可能性は否定できませんし、金融政策面に関しては一部市場からは利下げが懸念されているものの、大筋としては依然として引き締め方向、高利回り通貨に対してさらなる資金フローが流入するという予想のなか、オージーは長期的に上昇サイクルを再開するという見方が自然かと思われます。 ざっくりまとめた感じですとこのようなところです。現状は、ご周知のとおり欧州債務危機が一番の懸念ではありますので、本来の金融政策をベースとした展開にはなっていない側面もありますが、引続き米マクロにせよ欧マクロにせよダウンサイドリスクが高まっているのは事実なので、いつどの時点でマクロベースの展開になった時でも対応できるよう、そしてこれら金融緩和によってどの程度マクロが改善するのかなども、長期的スタンスで見ていく、ということを心掛ければ良いかと思います。 今週の需要材料と展望は今晩の更新で♪ ▼「ボリンジャーバンド入門」(定価5,800円)プレゼント中! 1日1回応援お願いします人気ブログランキング 千里眼 でした ☆.:*'' |
| << 前記事(2011/10/01) | ブログのトップへ | 後記事(2011/10/02) >> |
| 内 容 | ニックネーム/日時 |
|---|
| << 前記事(2011/10/01) | ブログのトップへ | 後記事(2011/10/02) >> |