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help RSS 協調を強調しただけで具体策は当事者任せ?

<<   作成日時 : 2011/12/01 14:12   >>

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みなさん、こんにちは!
為替千里眼、昨晩のドルスワップ協定の資金供給金利の引下げには不意打ちを喰らったような感じで、ユーロドルのショートは一瞬にして爆死してしまいましたが、NY株は500ドル近い上昇幅、米10年債利回りもベア・スティープし、+8bpの2.07%と債券価格は大きく調整しており、一気に市場の緊張感が和らいだといった感じです。時間としては22時ちょうど、市場もADPの公表を直前に控えひと段落しているようなところではありましたし、ドル円が一気に下落したので一瞬何が起きたのか理解できませんでしたが、Fedは今回世界の主要5中銀とのドルスワップ協定のドル資金供給金利の引下げを決定、ドル資金供給金利は12月5日付けで従来の「OIS+100bp」から「OIS+50bp」に50bp引き下げられるとともに、期限が6ヵ月延長され2013年2月1日までとすることを公表いたしました。これに対してリッチモンドのラッカー総裁は、事実上の財政政策にあたり今回の決定については反対したと表明しておりますが、今回の金利引き下げによって、Fedが有事の際に臨時貸し出しする「Discount Window」の貸出金利0.75%を下回る状況になることから、今回の金利引下げがいかに重大な結論だったかが見て取れる部分だと思います。

今回の6中銀の協調行動によって、市場のセンチメントは急激に回復した訳ですが、市場参加者の多くは依然として慎重論が多く、昨晩のNY株の上げ幅にくらべ、東京株の上げ幅がやや鈍いような感じで、既にダウ先もマイナス推移となっていることから、本格動意の木曜日、海外市場が昨晩の流れを引き継ぐかどうかはまったく不透明です。今回の措置は、金融市場の緊張、特に欧州銀行におけるドル資金調達問題を和らげるための協調行動だったことは自明でありますが、あくまでFedの貸出金利の引下げですので、そんな訳はないと思いますが、ECBが金利を変更しなければ欧州銀行がECBからドル資金を借り入れる魅力はまったくないということになります。リーマンショック時も同様のケースが見られましたが、こうしたディスカウントウィンドウの活用は、銀行自ら資金調達能力が低下していることをアピールしてしまう不名誉的な側面もあるため、貸出体制が一段と整ったからと言っても、積極的に欧州銀行がECBからドル資金を調達するかは、不透明なところです。

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今回の協調行動については、もちろんドル流動性の確保という面も重要ですが、要は危機対応にはG7中銀が協調して行動しますよ!っということのアピール的な側面も強いため、今後一段と具体的な方策が出ない限りは、この協調の強調も効果が薄れてくると思いますが、目先では次週のECB理事会における利下げ(ひょっとすると一気に50bpsの利下げも有り得る?)、さらには危機対応ということで追加的な非伝統的措置が発表される可能性が高いと思われます。今後、50bpsの利下げ観測や追加措置観測が市場に織り込まれると、実際のECB理事会での引き下げ幅が25bpsに留まったりすると逆に売り材料として判断されるため、次週木曜日までにどの程度織り込まれるか、どの程度話題になるかが当日(8日)動向の鍵となると思われますが、それらを織り込むということは、やはりユーロには下方バイアスが継続することとなりますので、打診的にも1.35くらいからはショートメイクかな?っというイメージです。

昨晩発表の米マクロに関しましては、ADPが市場予想13.0万人を大幅に超える20.6万件、シカゴPMIも市場予想58.5を大幅に上回る62.6と7ヶ月ぶりの高水準となりました。やはり今週の米マクロは好調続きで、そのまま週末のNFPまで雰囲気を継続してもらいたいものではありますが、シカゴPMIの内訳で重要となる雇用指数は、前月比-5.4pの56.9と4ヵ月ぶりの悪化となり、連銀製造業インデックス同様、強弱マチマチの状態となった点は否めないと思います。その他、PHSIは前月比+10.4%とこちらも予想値+2.0%を大幅に上回る結果、ベージュブックも「セントルイス連銀地区を除く11連銀地区で経済活動は緩やかに拡大した」と報告する程度で、特段目新しい材料は提供されませんでした。今週は気味が悪いくらい、米マクロの好調さが続いておりますので、今晩のISM製造業なども期待できるところではありますが、好調さを見せ付けつつ、週末総仕上げとなる雇用統計で大ゴケになるのが米らしい展開ではあるので、そんな動意を期待しつつも、この後の海外勢の動きを見極めたいところではあります。

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